活動の指針
令和6年度 岐阜県PTA連合会の目標・重点
日本は今後、極度な少子・高齢化と人口減少の時代を迎えることになり、子どもたちは、いまだかつて日本が経験したことのない時代を生きてゆくことになります。先端技術がさらに高度化し、社会のあり方が現在とは劇的に変わるとされる超スマート社会「Society5.0」の到来も予測されています。またコロナ禍で、教育の現場も大きな影響を受けており今まで以上に家庭、学校、地域社会が連動して子どもたちの成長を支えていくために、PTAの役割にも新たな側面が求められています。
学校教育においては、令和2年度から小学校を皮切りに学習指導要領が全面実施され、将来社会に生きる力を身に付け、社会の変化に対応できる教育へ大きく変わろうとしています。家庭や地域においても、私たち大人の理解や考え方に子育てへの新たな一面が必要になると考えます。中央教育審議会が打ち出した「『令和の日本型学校教育』の軸である主体的な「対話」を通した「個別最適な学び」と「協働的な学び」の両軸の考え方は、子どもたちに必要な力だけでなく、親自身にも求められていくものです。
子どもたち自身にとっては、「自分の足で立って、自分の頭で考える」こと、さらにゴールへ向かう進み方だけではなく、そのゴールそのものをデザインし、多様なウェルビーイングの意識が求められます。。岐阜県PTA連合会では、今後、子どもたちが取り組むべき「主体的・対話的で深い学び」を、私たち自身の姿勢として活動に取り組みます。私たち自身がトライ&エラーを繰り返しながら物事を作り上げていく姿こそ、これからの子どもたちに必要な生き抜く力であると信じてやみません。創立から70余年の歴史ある活動を、更にブラッシュアップし進化させ、私たちのゴールをデザインしていきます。
私たちの思いは一つ。「すべては子どもたちのために」。子どもたちが「自分の足で立って、自分の頭で考え」これからの世の中を生き抜く力を身に付けるために、私たち岐阜県PTA連合会は、令和5年度の活動目標・重点を次のように掲げます。
目標
令和の時代を生き抜くたくましさを身に付けた子どもの育成
夢をえがき、様々な問題にも興味・関心を持って取り組む子
自他の違いや多様性を尊重し、人に温かく接していく思いやりのある子
人生100年時代を強く意識し、心身の健康や体力を育む子
重点
未来を見据え、子どもの自立に全力で取り組むPTA
少子・高齢化をはじめとする社会の急激な変化が進み、過去に作られた仕組みでは対応できない事柄が多くなってきた。令和の時代にあっては、前例にとらわれず、時代に即して思考することが強く求められている。こうした現状を踏まえ、家庭、学校、地域とさらに連携を深め、未来を見据えた視点をもって活動を推進する。
- 家庭教育の充実
・コミュニケーションを大切にする
・下校後や休日の生活に責任を持つ
・SNSについて話し合う - 学校との連携の充実
・今後の社会で必要とされる力について学ぶ
・子どもを取り巻く喫緊の教育課題について学ぶ
・学校の働き方改革を理解し協力する - 地域との連携の充実
・地域行事に参画する機会を大切にする
・ボランティア活動や個性の伸長に期する活動に参画する機会を大切にする
・挨拶運動や安心・安全に係る活動をさらに推進する